2024.06.28
梅雨入り
I vert Garden 坂田です。
梅雨に入り気温もだいぶ和らいできているかと思います。
皆さんは梅雨の時期どのような植物を思い浮かべますか?
そう。紫陽花(アジサイ)ですよね?→(多少の無理やり感申し訳ございません。笑)
アジサイは花の色が変化する珍しいお花ですが、実は土のPH度(酸性度)によって変化しているのです。
この原因はアジサイの色のベースとなるのが「アントシアニン」という色素です。
ただ、土の中に含まれる「アルミニウム」が紫陽花の根に吸収され、花の中に含まれている「補色色素」と結合することで色が変化します。
一般的に「酸性」=「青」、「中性」=「紫」、「アルカリ性」=「赤」のアジサイに変わります。
日本は火山大国であるため、酸性の土壌が圧倒的に多く、青色の紫陽花が多いです。
しかし、アルミニウムが吸収されないと、ピンク色になります。
つまり、時たま見かける赤紫~赤のアジサイは老化して根からアルミニウムを吸収できなくなってしまったアジサイです。
ただ中には土壌のpHに影響されにくい、品種の特性上青色のアジサイやピンク色のアジサイがあります。
アナベル ミディピンクやノリウツギ グランデ クイックファイヤーなどがそうです。
植えっぱなしでも何年も楽しむことができるとても育てやすい庭木です。花色の調整が難しいなと感じたら、品種の特性上花色が決まっているアナベルやノリウツギといったものを選択するのもおすすめです。
何年も育てる低木だから、選び抜かれた良い品種をお選びいただければと思います。